転倒予防のリハビリテーションには、『筋力』、『バランス』、『柔軟性』の3つの要素が重要です。
筋力: 巣ごもりの生活では、気づかない内に筋力が低下しているため、筋力トレーニングが非常に重要になります。特に足(下肢)の筋力を向上させることが必要であり、スクワットや立ち上がり練習、ラジオ体操などが有効です。筋力トレーニングは、日常生活での動作をスムーズに行うことができるようにして、転倒しにくい体つくりにつながります。
バランス: 転倒の原因の一つにバランス能力の低下があります。バランスの改善には、片足立ちや広い歩幅での歩行練習などが効果的です。つまづいたり、ふらついたときに、『とっさの一歩』が出るように、バランス能力を高めることが重要です。
柔軟性: 身体の柔軟性が低下していると、日常生活での動作が制限され、転倒のリスクが高まります。ストレッチや体を大きく動かすなどの柔軟性トレーニングは、身体の柔軟性を高め、バランス感覚を向上させます。
転倒予防には、特に股関節の柔軟性を向上させることが重要です。
柔軟性を向上させることで、身体の可動域を広げ、転倒のリスクを軽減することができます。