スタッフの健康管理にPCR検査・抗体検査キットを常備しました。

2020年12月17日

訪問看護ステーションリハビリプラスは、スタッフの健康管理を目的に、PCR検査・抗体検査キットを常備しました。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が続き、医療体制は逼迫しており地域医療においても提供が困難な場合があります。

弊社および当事業所のご利用者様においては幸いにも未だ陽性者は確認されていませんが、いつ陽性者が出てもおかしくない状況です。

 

現状、公費でのPCR検査は、医師の判断や保健所による濃厚接触者認定を経て実施されています。

濃厚接触者と接触した場合や軽微な症状だけでは、保健所は問題ないと判断しPCR検査は実施されません。
(この体制は医療として当然だと理解しています。)

弊社はより厳しい安全基準を設け2週間の自宅待機としております。

現状の感染症拡大において、もし自宅待機のスタッフが大勢となった場合、安定的な医療を提供することが困難な状況になると考えました。

そこで、医師や保健所の判断では白でも、会社の判断としてグレーの場合には会社判断で迅速にPCR検査・抗体検査をし、安全を担保して勤務体制を整えました。

 

〈弊社が考えるPCR検査・抗体検査の位置づけ、注意すること〉

基準に定められた症状を認める場合や濃厚接触疑いがある場合は、医師や保健所の指示を仰ぎます。
その上で白であっても、会社がグレーと判断した場合に会社が常備しているPCR検査・抗体検査を利用します。

PCR検査・抗体検査は、参考値と理解しています。

弊社は、スタッフとその家族、ご利用者の健康情報の経過観察を重要視しています。

例えば37.0℃の体温があったとしても、平熱が36.9℃の方であれば発熱ではなく問題なしと判断します。
平常と比べてどれだけ変化があるかが重要です。

会社判断でPCR検査・抗体検査をする場合は、体調の経過観察と状況(感染者とどのような状況で関わったかなど)を参考に総合判断します。

またPCR検査・抗体検査を受けて陰性であったとしても、そのタイミングで風邪症状が出現したり、症状が悪化する場合は自宅待機とします。

このようにPCR検査・抗体検査は、総合的に判断する指標の一つが増えたという位置づけで運用します。

※弊社がPCR検査・抗体検査の品質や安全を保障するものではありません。
ご利用の際には目的やメリット、デメリットなどを十分に検討し、自己責任で実施してください。

 

〈会社費用負担のPCR検査・抗体検査の委託先選定基準〉

・医療機関である。
(民間が良くないわけではありません。弊社の運用には医療機関が最適と考えました。個人で予防的に受ける場合には民間もよいと思います。)
・医療の検査薬を使用している(民間検査薬と比較して信頼性が高いが費用も高い)
・オンライン診療がある。
・診断書発行がある。

安全な医療を安定的に提供するだけでなく、弊社自体が医療を逼迫させないように、またクラスターは絶対に起こさないように、できる限りの対策に取り組んでまいります。