PHILOSOPHY
新しい自分 新しい世界
リハビリテーションをプラスする
リハビリテーションのニーズが多様化する今、より自由に、より柔軟に、リハビリテーションの可能性を追求します。
日常に自分らしさをプラスして、誰でもないあなたが、新しい世界を楽しんでいる。
リハビリテーションを通じて、自分らしさを発見し、自分らしさを発揮しながら、幸せな日常を送る。
わたしたちはそんな世界を思い描きながら、「新しいリハビリテーションのかたち」を創造します。
訪問看護とリハビリテーションを中心に展開してまいりました「リハビリプラス」は、おかげさまで本年5月に設立12年目を迎えることができました。これもひとえに、地域の皆さま、そして日頃よりリハビリプラスを応援してくださる皆さまのご支援・ご厚情の賜物と、心より御礼申し上げます。
私たちリハビリプラスは、疾病や障がいをお持ちの方々が、より良い健康状態を保ちながら、住み慣れたご自宅やご本人が望む暮らしの場で安心してその人らしく過ごしていただけるよう、訪問看護とリハビリテーションを提供しています。
私はこれまで、作業療法士として総合病院に勤務し、健康課題を抱える方々に対して、作業活動を通じたリハビリテーションを行う意義を実感しながら業務にあたってきました。その後リハビリプラスに活動の場を移し、在宅療養を必要とされる方々の「生活の場」でのリハビリテーションを通じて、その人らしい暮らしをともに創り上げることに、何よりの喜びを見出すようになりました。
一方で、作業療法の知識や技術だけでは応えきれない場面にも多く出会いました。地域で生活を営む療養者の背景には、ご家族や多職種による支援チームなど、さまざまな関係性が存在しており、それぞれのつながりを大切にしながら支援を行う必要性を強く感じるようになったのです。
そうした中で、「人とは何か」「生活とは何か」「豊かで幸せに暮らすとはどういうことか」といった問いを抱くようになり、人と生活を中心に据える看護学を学びたいという思いが芽生えたのです。
そして、第3子が年中に進級し、子育てにわずかな余裕を感じたことを契機に一念発起し、大学への進学を決めました。大学では、人と生活を多角的に捉える視点の重要性を学び、その実現のためには、看護職者として豊かな人間性と科学的な視点を併せもちながら、専門性を活かしていくことの意義を学ぶことができました。
また、人々の健康な生活を支えるためには、一人ひとりが持つ力を最大限に引き出し、療養者の権利を代弁する存在として寄り添い、チーム医療の中で関係者との調整役を担うなど、看護の持つ大きな力と可能性にも気づかされました。
今、リハビリプラスで私が担う役割は、そうした学びに、作業療法士としての経験をプラスすることで、新たな価値を生み出していくことだと考えています。
社会の変化は今、本当に大きなものがあります。少子高齢化や人口減少をはじめ、パンデミック、紛争、AI技術の進展、働き方の多様化など、大きなうねりの中にあります。こうした変化は、医療・福祉の在り方にも影響を与え、療養の場は病院から地域へとシフトし、人々の健康観やライフスタイルに対する価値観も多様化しています。
私たちは、これらの社会背景やニーズを敏感に捉えながら、多様化する個別の想いに寄り添い、人々の新しい生活をともに築いていきたいと願っています。そして、「その人らしく、幸せに暮らす」ことを支える新たな看護とリハビリテーションのかたちを、これからも追求し続けてまいります。
リハビリプラスを通して、人々が生活に希望をもてるよう、情熱と誠実さをもって向き合います。そして、個々の文化や価値観を尊重し、全員が自らの役割に誇りをもち、力を発揮できる強いチームづくりを目指してまいります。今後とも、リハビリプラスをどうぞよろしくお願い申し上げます。
前代表から受け継いだ襷を胸に、これまで築いてきた信頼と想いを大切に、皆さまとともに新たな一歩を歩んでまいります。
2023年 春
代表引き継ぎのご挨拶に代えて
代表取締役 増田葉子
質の高い看護サービス
リハビリプラスでは、ご利用者様を看護師・理学療法士・作業療法士の複数名でサポートするチーム体制が整っています。
複数名の専門家の視点で関わることで、日によって変化しやすい高齢のご利用者様を、広い視点で、多角的にアプローチすることができます。このシステムは、スタッフのスキルアップにも繋がっています。
新しく入社したスタッフは、初めは不安がつきものですが、複数名で担当しているので気軽に相談することができます。
また単独で訪問するスタッフの悩みは、正しくサービス提供できているのか、他にも良い方法があるのではないか、という振り返りの視野が狭くなるということです。
情報を共有し、意見を出し合い、議論することでチームメンバーがお互いにスキルを高め、より良い方向へ進むことができます。それぞれの意見は肯定的に共有されます。前進するために振り返り、より良い方向に進むための議論が建設的に行われる風土があります。
そしてそれが、成長を続け、質の高いサービスを提供することに繋がると考えています。
わたしたちは、設立6年の若い小さな会社です。まだまだ改善していきたい課題が多くあり発展途上ですが、何事にもフットワーク軽く、情熱的に取り組み、成長を続けています。地域の医療機関・事業所などから、熱心でスピードのある取り組みを評価頂くことが多いです。
効率化・ICT活用の推進
訪問看護サービスは書類作成や連絡業務などデスクワークも多くありますが、事務スタッフを2名配置し業務の分業を図っています。常に業務は見直され効率化の推進を図っています。それぞれの専門的な力が発揮できる環境を整備し続けています。
また、スタッフに1台タブレットを貸与し社内ICTを活用しています。迅速に効率よく画像や経過記録等の情報を共有することができます。効率性を求めながら業務に取り組み、ほとんどのスタッフが定時退社しています。
働き方
キャリアアップを目指すスタッフの働き方も柔軟に対応しています。副業や兼業するスタッフや、新しい分野の勉強のために通学中は勤務時間を変更して働き、卒業後はさらに活躍するリハビリスタッフもいます。子育中は短時間勤務を選び、子育てが一段落してフルタイムに復帰した実績もあります。
それぞれのライフスタイルに合わせた働き方を実現することで、やりがいを持って働き続けることができる、そしてそれがキャリアップに最も繋がると考えています。
教育
新しく入社したスタッフそれぞれに合った教育を行います。先輩スタッフが相談役となり、一定期間マンツーマンの指導を行います。日常業務から疾患の学習、精神的フォロー行いますので、安心できる環境の中で成長することができます。ポジティブな気持ちで単独訪問できるように全体でサポートしています。実際には、まず同行訪問からスタートします。先輩とフィードバックを繰り返し、力をつけていきます。困ったことがあれば解決のための話し合いをします。
顧問
リハビリプラスでは、弁護士、社会保険労務士、税理士などの経営のプロフェッショナルによる支援も頂いており、安定した経営の実現を目指し取り組んでいます。